奈良市西笹鉾町 |
骨盤の観察法
骨盤がどうなっているか、観察法が適切でないと、そのあとがうまく行きません。
骨盤の傾き同じ宝くじ売り場から、続いて大きな当りの出ることがあるそうですね。宝くじとくらべたら申し訳ないですけれど、 同じようなからだの状態を抱えた人が続くことがよくあります。昨日もそうでした。腰が大きくねじれているために、 股の周りがおかしいと感じる人が続きました。 こういうとき私は、今日は腰や股についてよく考えなさいという天の声だなあ、と思いながら操法に取り組むことになります。そのため、 後でどの人がどの人だったか頭の中がごっちゃになってしまいますが、要点(昨日の例では股や腰)については、何がどうなったか、 しっかり覚えているんですよ。 腰のゆがみで、たいていの人によく見かけるのは傾きです。骨盤が左か右か、どちらかに傾いているために、重みがそちらに多くかかり、 例えば、左にかかる重みが大きいと、左脚がしびれたり痛みが出たりすることがあります。 骨盤の真ん中にある仙骨はちょっとしたバランスの崩れで、傾きやすいのでしょう。 正しい状態なら上からの重みが両脚に五分五分に分かれています。ところが、仙骨が傾くと、 これが四分六分とか七分三分とかに分かれるんでしょう。でも、自分の仙骨が傾いているかどうか、自覚のない人が多いと思います。
骨盤の捻れ腰のゆがみで、もう一つ多いのは捻(ねじ)れです。捻れなどというと、 どのような風になっているのか想像できない人も多いと思いますけれど、要するに腰が左回り、または右回りに回転しているわけです。 からだはまっすぐなのに、腰が左か右か、どちらかに回っているんです。すると、股関節の状態も左と右とで違ってくることになりますね。 ですから腰が捻れると股関節も悪いことになる。 腰の<傾き>と<捻れ>とは伴って現れますから、二つが重なると、腰がどうなっているか、見まちがうこともあります。 ここのところは整体屋さんにとって、とても大切なポイントの一つだといっていいでしょう。何しろ傾いて捻れているのですから、見かけ上、 とても難解な場合があります。難しい状態になっている人では、いったいこの人の腰はどうなってるんだろうと首をひねることさえあります。 腰のゆがみについて、さらに詳しく書き出すと、本が一冊分になってしまうかもしれませんので、これくらいにしておきますが、昨日の場合、 <傾き>もさることながら<捻れ>の大きい人が相次いで来られたわけです。 どうやったら腰の傾きと捻れを正確に観察できるかについては、実習に来ていただくか、からだほぐし教室に来ていただくか、 どちらかになります。紙の上に、あるいはメールマガジンにうまく説明を書くことは難しい。実際を見れば簡単なことですけれど、 書くのはなかなか難しいです。申しわけありません。 関心のある方は、家族に仰向けになってもらって、骨盤の左と右にある骨のでっぱり(難しくいうと、上前腸骨棘)をよく観察してみて下さい。 よくよく見れば、こういうことかと納得できるかもしれません。でっぱりの位置が左右対称になっていれば問題ないのですが、 必ずしも揃っていません。わずかであっても違っている人が多いと思います。とりあえず、左と右の二つの関係がどうなっているか分かれば、 だいたいのことがわかるはずです。からだの上下方向の関係と、床からの高さの関係が揃っているかどうかをみます。
骨盤を修正すると・・朝一番の人は、股関節がおかしくて、痛くて歩けないという初めての方でした。この人の場合は、股関節そのものではなく、 骨盤の傾きと捻れを正した結果、痛みがかなり軽減されたようです。骨盤の傾きと捻れがあるために、 左と右の股関節の状態が違ってしまっているから痛みが出ていたわけです。これが揃ってくると、痛みの原因がなくなるので、 自然に痛みがひいていくという理屈ですね。 昼から来られたご老体は、やはり似たような腰の状態でした。この方も同じように骨盤の傾きと捻れを修正してさし上げると、 「あ、右脚が長くなりましたね。腰もしゃんとしています」とのことでした。 ごちゃごちゃとあちこち触りまくるよりも腰の状態を改善するだけで、このような効果が出てくるのは注目に値します。 結論をまとめていいますと、腰の傾きと捻れを改善すると、歩いた時に具合の悪いような人がかなり改善するということです。ただし、 傾きと捻れをしっかりと見極め、どこまで改善したかを十分に確認することが必要です。 (09.06 初出)
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