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血圧を下げる

 

降圧剤を飲み続けると、認知症やガンを増やす可能性はないのだろうか。降圧剤によって、 身の回りの生活を自分で続ける率(自立率)が下がるというデータが新書に公表されました。

必要があって血圧は上がる

大英博物館で

あるお医者さんは、血圧を下げる 「降圧剤」 世界生産量の半分を日本人が飲んでいると 推測しています。金額にして日本だけで1兆円近いという。何だか変ですね。 「降圧剤」 は本当に必要なのでしょうか?

五○代のTさんは昔から血圧が高かったそうです。 いつ血圧が高いといわれたか記憶がないという。それほど長いあいだ降圧剤を飲み続けてきましたが、 本当に身体のためになっているのでしょうか。こんな人がやけに多いというのは、何かおかしい。

なぜ降圧剤を飲む人が多いのか。血圧の高くなる原因が分かっているならいいとしましょう。 だけど、たいていは 「本態性高血圧」 とか言われるんでしょう。専門家に言わせると、 降圧剤の服用が増えたおかげで脳出血が減ったそうです。そうなのかも知れませんが、 じゃあ、服用が増えたおかげで増えた病気はないのだろうか。海の向こうはどうなんだろう。

「降圧剤」 を飲んでいないから、血圧が高くてどんどんみんな脳出血で死んでいるのか。 先進国ではそういうこともありそうだけれど、降圧剤を飲まない途上国の人たちは、 脳出血でどんどん亡くなっていくのでしょうか。でも、そんな話は聞いたことがありませんね。 原因も分からず、ただ血圧が高いというだけで 「降圧剤」 を処方するのは 製薬業界の陰謀じゃあないのか、くらいのことを言ってみたくなります。

(製薬業界の方が整体を受けに来られることがよくあります。聞いてみると、 自分の開発した薬は飲みたくないという。なぜでしょうか。いろいろテストはしているけれど、 本当のところどのような作用があるか、すべてのことが分かっているわけではないからだそうです。 じゃあ、なぜそういうよく分からないものを薬として売るのでしょうか。)

頸を緩めると血圧は下がる

血圧を下げるのに 「降圧剤」 を飲む必要はない――そう私は考えています。 頸(くび)と胸椎の上の方のこりをとってやれば血圧の下がることが多いからです。ご存知のとおり、 血液の多くの部分は脳へ行きます。生きている脳を見ると、 血液で真っ赤に見えるという話をお聞きになったことがおありでしょう。 それほどたくさんの血液が脳に集まるわけですね。だから頸や肩が硬いと血液の流れが悪くなって、 脳に十分な血液を送るために、それなりの血圧まで上げてやる必要が出てくるのは当然でしょう。

大英博物館のエジプト室

それで血圧が高くなります。身体の必要があって血圧は上がっている。 だから頸のこりをとってやると、血圧を無理に上げて脳に血液を送る必要がなくなって、 自然に血圧が落ち着きます。

血圧を押し上げる要因になっているのは、もちろん脳だけではありません。 からだの他の部分も筋肉などが硬くなっていると、血管が圧迫されて血液の流れが悪くなりますから、 これも血圧を押し上げる原因になっているでしょう。からだが硬くては、何もいいことはありません。 頸だけでなく、からだのあちこちを柔らかく保っておくことは大切です。

もっとも、中には腎臓が悪くて、そのために血圧が上がっているという場合もありますから、 すべての高血圧が硬さを取り除くことで解消できるとは言いませんけれども、「降圧剤」 を飲む前に、 ちょっとこういう簡単なことを試してみてもいいのではないでしょうか。

さて、Tさんのくびをゆるめてみると、血圧はみごとに下がって、 何十年ぶりにクスリの必要がなくなりました。降圧剤は一生のあいだ飲み続けなければならない、 と言われています。でもそうではないことがこれで分かります。 血圧が下がれば飲み続ける必要がないのは当然ですから。ただし、くびをゆるめるために、 肩をゆるめることが絶対条件である、といっておきましょう。

無理に下げて脳の障害?

「降圧剤」 を飲んで無理やり血圧を下げ続けるとどうなるか。 脳にとって必要な血液が十分に行かないことになりますから、色々な障害が出てくるに違いありません。 どの病気が 「降圧剤」 と関係があると断定することはできませんけれど、 色々な病気と関わっている可能性が考えられます。脳に十分な血液が行かなくなったら、 どんな病気が起きるか、皆さんでお考えになってみてください。

ケルトの鏡(大英博物館)

もしも 「降圧剤」を飲むことによって病気を作り出しているのだとすると、 「降圧剤」 は、知らずに罪作りなことをしていることになります。よく考えてほしいところです。

それから、いちばんカンタンに血圧を下げるには、よく歩くのがいいと思います。 時間のある時に数キロ続けて歩いてみてください。そのあと家にもどって5分ほど安静にして それから血圧を測ってみる。面白いほど下がっているに違いありません。これは両足をはじめ、 すねやふとももの筋肉が収縮・拡張を繰り返す 「ミルキング・アクション」 を続けたため、 血液が脚に滞留することなく、うまく心臓にもどるようになったからでしょう。歩くより手段がなかった 江戸時代より前には、高血圧などあまりなかったんじゃないでしょうか。休日はクルマを捨てて 野に出よう。

* 最近、降圧剤の有害性をはっきりと示すデータが新書で紹介されました。
浜六郎 『高血圧は薬で下げるな!』 (角川oneテーマ21、2005年9月発行)

 

ホルモン異常   血圧が下がった

2006.11

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