股関節の異常

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ラムズイヤー 

異常と対応法

近ごろ、股関節が痛いとか引っかかるとか、股関節の不調を訴える人が増えていると感じられるので、何を意味しているのか、と首をかしげています。私だけの印象ではなく、からだほぐし教室に毎回参加してくださっているKさんから初め聞いたことでした。そう言われると確かに増えていますね、と私も同意したのでした。

その後も毎日のように股関節がおかしいという人が来るので、何が原因なのかと思いを巡らす状態になっています。昨日も講習に参加している鍼灸師のから「うちでも急に、股関節の調子の悪い人が増えている」と聞きました。ここ2か月ほどこんな状態が続いていると感じています。しかし実はもっと以前からなのかもしれません。

何が原因か分からないものの、対応方法は簡単に見つかりました。中級講座に来られている人たちにやはり股関節の不調を訴える人がいて、その一人の方が手の小指の中手骨に変位を示していたからです。とりあえず、中手骨を整えてみるという方針で始めたところ、簡単に股関節がよくなってしまいました。昨日も念のために聞いてみると、もう完全によくなったということでした。

股関節が悪くて困っている人は、次のようにしてみてください。また自分も同じ印象を持っているという整体屋さんがいらっしゃったら、ぜひその印象をお知らせくださるよう、お願いします。

股関節に対応する手の部分は、薬指と小指の間の谷間の部分です。それも、単に指と指の間というのではなく、中手骨と呼ばれる肉のある部分の長い骨の間、つまり薬指の付け根の骨と、小指の付け根の骨との間の谷間です。

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ラヴェンダー

自分でする場合

自分でする場合について書きましょう。例えば、あなたの左の股関節が痛いとしましょう。左手の薬指と小指の谷間に、右手の親指を平行になるように当てます。そして右手の親指を小指の中手骨に軽く押し付けるようにします。「軽く」というのは文字どおり「軽く」であって、決して力を入れないで、ただそっと触れている程度の感覚です。この状態で2~3分のあいだじっとしています。頃はよしと手を離して股関節を知らべてみると、痛みが不思議にも消えているはずです。もし、まだ少し残っているというなら、同じことをもう少し続ければよろしい。誰かにしてあげる場合も同じです。

これでなぜよくなるのかは今のところ不明です。原因も改善方法も、なぜと聞かれると分からないけれど、ともかくこうすればよくなるのは間違いない。もしこれで改善しないようなケースがあれば、よほど重症だと考えられます。事実、私のところへ来られる方は、ほとんどがこれだけで改善しています。たまたまこの方法を見つけるきっかけになった人は、中手骨が変位していましたが、ほとんどの人では変位が認められません。ですから中手骨が変位しているのが股関節の不調の原因とは考えられません。

( 2012. 06 初出 )